<h2><strong>◆OSの機能を活かし、アプリの可能性を解き放つ◆
</strong></h2> モバイルアプリは生活や社会の基盤といえる存在であり、だれもが利用できるものであるべきです。
モバイルアプリの利用可能な状況を最大化するために、アクセシビリティは必要不可欠な品質です。
本書の目的は、モバイルアプリのアクセシビリティ向上についての入口を示すことです。
第1章「モバイルアプリのアクセシビリティとは」では、アクセシビリティの概要を理解するうえで必要なユーザーのさまざまな利用状況、アクセシビリティに取り組む理由、ガイドラインについて解説します。
第2章「モバイルアプリのデザインとアクセシビリティ」では、アクセシビリティに対してのとらえ方を改め、UIデザイン全体に効能をもたらす有効な制作指針に転じるための考え方と具体例について解説します。
第3章から第5章では、iOSのアクセシビリティ機能の紹介、その機能をiOSアプリで生かすための実装方法、より使いやすくなる設計の考え方、アクセシビリティの自動・手動テストについて解説します。
第6章と第7章では、Androidのアクセシビリティ機能の紹介、その機能をAndroidアプリで生かすための実装方法、より使いやすくなる設計の考え方、アクセシビリティの自動・手動テストについて解説します。
付録では、WCAG
2.2の達成基準と本書の内容の対応関係を示すとともに、モバイルアプリにWCAGを適用する際のギャップと乗り越え方についても解説します。
<h2><strong>■こんな方におすすめ
</strong></h2>・iOS/Androidアプリのエンジニア/デザイナー
・モバイルアプリの企画・デザイン・実装・品質チェックに携わる方
・アクセシビリティの向上に関心をもつ方
<h2><strong>■目次
</strong></h2><strong>●第1章 モバイルアプリのアクセシビリティとは
</strong> 1.1 アクセシビリティとは
1.2 さまざまな状況で使えるモバイルアプリ
1.3 モバイルアプリのアクセシビリティに取り組む理由
1.4 モバイルアプリのアクセシビリティガイドライン
<strong>●第2章 モバイルアプリのデザインとアクセシビリティ
</strong> 2.1 モバイルアプリにおけるデザインの位置付け・役割
2.2 OSが提供するアクセシビリティ機能を生かす
2.3 配色のポイント
2.4 標準コンポーネントのポイント
2.5 チームとしてデザインするために
<strong>●第3章 iOSのアクセシビリティ機能
</strong> 3.1 iOSのアクセシビリティ機能を体験しよう
3.2 アクセシビリティ機能を試すための事前準備
3.3 視覚サポート
3.4 身体サポート
3.5 聴覚サポート
3.6 認知サポート
<strong>●第4章 iOSアプリでアクセシビリティ機能を実装する
</strong> 4.1 VoiceOverの基本API
4.2 VoiceOver操作を制御するAPI
4.3 視覚サポートの活用
4.4 身体サポートの活用
4.5 聴覚サポートの活用
4.6 認知サポートの活用
<strong>●第5章 iOSアプリをさらに使いやすくする
</strong> 5.1 セルの読み上げを最適化する
5.2 見出しを工夫して横スクロールを使いやすくする
5.3 視覚的なチャートを可聴できるようにする
5.4 iOSアプリのアクセシビリティをテストする
5.5 自動でアクセシビリティをテストする
<strong>●第6章 Androidアプリでアクセシビリティ機能を実装する
</strong> 6.1 Androidのアクセシビリティ機能
6.2 TalkBackを使ってみよう
6.3 Androidのアクセシビリティ改善をする
6.4 アクセシビリティ用の属性を使った改善
<strong>●第7章 Androidアプリをさらに使いやすくする
</strong> 7.1 見た目は問題ないのに想定どおりに動かない
7.2 複雑な構造にしたり、標準コンポーネントを使わないと気を付けることが増える
7.3 テキスト以外の視認できる情報を音声で伝える
7.4 Androidアプリのアクセシビリティをテストする
7.5 自動でアクセシビリティをテストする
<strong>●付録
</strong> 付録a WCAG
2.2の達成基準と本書の内容
付録b WCAGを適用する際のギャップと乗り越え方
<h2><strong>■著者プロフィール
</strong></h2><strong>阿部 諒
</strong>(あべ
りょう):2017年にfreee株式会社に入社。
プロダクトリードとしてエンジニアリングと並行し、プロダクトの課題分析、解決策の提案と実行に向けた体制整備や開発計画の立案を担う。
また伊原らとともにアクセシビリティ推進にも従事。
<strong>伊原 力也
</strong>(いはら
りきや):ビジネス・アーキテクツにて情報アーキテクトとして活動後、2017年よりfreee株式会社。
社会における多様な働き方の実現を目指し、プロダクトデザインおよびアクセシビリティの普及啓発を実施。
ほか、外部コンサルタントとして複数社のアクセシビリティ改善を支援。
著書(共著)に『Webアプリケーションアクセシビリティ』(技術評論社)など。
Twitter:@magi1125
<strong>本田 雅人
</strong>(ほんだ
まさと):早稲田大学文学部卒。
2017年に株式会社CyberAgentに入社。
現在はAmebaのプロダクトデザインリードを担当し、プロダクト戦略の設計を担う。
Amebaのデザインシステム「Spindle」を立ち上げ、2023年にグッドデザイン賞を受賞。
CyberAgentの各種サービスのデザインシステムのアドバイザーとしても活動中。
<strong>めろん
</strong>(めろん):東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻修士課程修了。
Java、PHPのサーバサイドエンジニアに従事した後、2008年に起業。
起業後は主にAndroidアプリの開発支援を受託。
2017年にfreee株式会社に参画し、Androidアプリの開発に携わる。
伊原らと出会い、日々アプリのアクセシビリティ向上に力を注ぐ。
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